製造業のホームページに載せるべき5つの情報
新しい取引先を探すとき、調達・購買の担当者が候補企業のホームページを確認し、比較することは珍しくありません。そこで確認されるのは、見た目のデザインだけでなく、「この会社に依頼できるか」を判断するための具体的な情報です。
注意したいのは、ホームページに載っていない情報が「対応できないのかもしれない」と受け取られることです。実際には対応できる仕事でも、情報がないために候補から外れてしまう可能性があります。
この記事では、製造業のホームページで優先して掲載したい5つの情報をご紹介します。
1. 加工事例・製作事例(写真つき)
いちばん見られるのが事例です。何を、どんな材質で、どのくらいの大きさ・精度で作ったのか。写真1枚と短い説明があるだけで、「うちの部品も頼めそうだ」と具体的に想像してもらえます。
説明は長文でなくて構いません。「材質」「サイズ」「用途」「工夫した点」の4つを簡潔にまとめるだけでも伝わります。
守秘義務や契約上の制約がある製品は、ぼかし加工だけで掲載可と判断せず、必ず顧客の許可を確認します。掲載できない場合は、公開用に製作したサンプル品や、掲載許可を得た事例で代替できます。
2. 保有設備の一覧
取引先は設備一覧を見て「この工場でできるか」を判断します。メーカー名・型式・台数に加えて、テーブルサイズや最大加工径などの加工範囲まで書いてあると、問い合わせ前の確認がぐっと楽になります。
「古い設備だから載せたくない」という声もありますが、設備の新旧だけで掲載を判断する必要はありません。大切なのは、「この設備で、どのような加工ができるか」を正確に伝えることです。
3. 対応できる材質・サイズ・精度
鉄・ステンレス・アルミ・鋳物……対応できる材質と、受けられるサイズの上限・下限、公差の目安。この3つが書いてあると、取引先は「相談していいライン」が分かります。
「まずはご相談ください」だけで終わらせず、目安の数字を出すのがコツです。数字があると、取引先が相談できる内容かどうかを判断しやすくなります。
4. 品質保証・検査の体制
初めての取引で相手が不安に思うのは「品質は大丈夫か」です。検査機器(三次元測定機など)、検査の流れ、ISOなどの認証があれば、それが安心材料になります。
認証がない場合でも、実際に行っている検査内容や、対応できる検査書類を正確に示すことで、取引先の判断材料になります。「全数検査で出荷しています」「検査成績書の発行に対応します」などの表現は、実際に対応している内容だけを掲載します。
5. 会社の基本情報と、問い合わせのしやすさ
所在地・創業年・従業員数・主要な取引業種。基本情報がきちんと載っていることは、それだけで信用につながります。
そして意外と大事なのが問い合わせフォームです。電話だけでは、連絡する時間を取りにくい担当者もいます。フォームを用意して、実際に守れる範囲で「原則2営業日以内に返信します」のように返信の目安を書いておくと、さらに親切です。
まとめ:まずは1つからで大丈夫
- 加工事例・製作事例(写真つき)
- 保有設備の一覧(加工範囲まで)
- 対応できる材質・サイズ・精度
- 品質保証・検査の体制
- 会社の基本情報と問い合わせフォーム
5つすべてを一度に揃える必要はありません。まずは事例を1件、写真つきで載せるところからで大丈夫です。「対応できるか判断できない」状態を、1つずつ減らしていきましょう。
TrustyWoodsでは、製造業での実務経験を持ち、図面を読める制作者が、お客様の技術の棚卸しからお手伝いする製造業のホームページ制作を行っています。「うちの場合、何から載せればいい?」という段階のご相談も歓迎です。ご相談・お見積りは無料です。お気軽にお問い合わせフォームからどうぞ。